きつねうどんが好き

29歳。主婦。ひきこもりたい。

Plastic Tree秋ツアー「雨を観たかい」千葉公演ライブレポ

2017年10月9日(祝)

PlasticTreeメジャーデビュー二十周年"樹念"AutumnTour 2017「雨を観たかい」千葉公演

めちゃくちゃよかった…。

覚えているかぎりの感想を。

 

▼セットリスト▼

1.雨ニ唄エバ

2.くちづけ

3.ザザ降り、ザザ鳴り。

4.twice

5.テトリス

6.梟

7.水色ガールフレンド

8.蒼い鳥

9.ユートピアベリーブルー

10.マイム

11.影絵

12.アリア

13.プラットホーム

14.アイラヴュー・ソー

15.涙腺回路

16.雨中遊泳

 

EN

1.ムーンライトーーーー。

2.37°C

 

EN2

1.千葉市若葉区、6時30分。

2.メランコリック

 

会場が暗転して、いつもどおりOnly Shallowではじまり。

なんとステージに雨!バックスクリーンにじゃなくて、明らかに空中に降ってたのでびっくり。ステージ前方に下ろした透明なスクリーンに映してるんですね。

降りしきる雨の中、暗いままのステージから響きだす「雨ニ唄エバ」。

雨の向こうに有村さんが差す赤い傘がぼんやり見えて幻想的だった。

 

「雨を観たかい」とツアータイトルが浮かび(本当にメンバーの頭上に浮かんでるように見えた)、ステージが明るくなって2曲目。

ここでもスクリーンに終始映像が流れて、メンバーがあまり見えない(笑)2階席で斜め上からだったので、そのせいで見えづらかったのかな。途中でスクリーンが上がっていったときは正直ホッとしました。

 

それから「ザザ降り、ザザ鳴り。」〜「蒼い鳥」まで、何度かMCが入り(覚えてない)。「twice」の前に有村さんが「僕と正くんで最初につくった」的なことを言っていたような。

前半は正くんがやたら前に出てきたり、スキップしてたり、ちょこちょこ動き回っててかわいかった。

 

そして後半戦。

ケンケン「裏でノれる〜?」

ノリ方をレクチャーしてくれてる途中で有村さんに割り込まれ、結論自由に楽しんで!ということに(笑)

ユートピアベリーブルー」からの「マイム」という激アツな流れ。フロントの3人もステージを動き回る。

「マイム」2番で、有村さんにマイクを押し付けられ、「もう秘密〜」から歌いだすアキラさん。心もとない歌声に爆笑。1フレーズがんばったところで、有村さんが走ってセンターに戻り交代。会場めちゃくちゃ盛り上がってました。

 

「アリア」ではベースがずしんと体の芯に響いて。この感覚はライブならではだよなーと。

「プラットホーム」は地下鉄の歌詞だけど、気持ち的には千葉モノレールのこともちょこっと込めてると有村さん談。

 

 本編最後は「雨中遊泳」。

再び透明スクリーンが下りてきて、映し出された立方体の中にすっぽり囲まれるメンバー。磨りガラスみたいな感じに見えたけど、公式ツイッター(@Pla_Staff)に載っている画像を見ると水滴のついたガラスなんですね。

これがもうめっちゃくちゃよかった。演出も演奏も。降り続いた雨から解放されていく、という感じ。有村さんが黒い傘を下ろして(いつのまに差していたんだろう)うっすら晴れ間がのぞいて、本編終了。

 

そのあと結構長いこと焦らされてアンコール1回目。

曲目が会場ごとに違っていたらしい。今回は「ムーンライトーーーー。」「37℃」でした。

「ムーンライトーーーー。」も良かったんだけど、欲をいえば「六月の雨」か「ガーベラ」が聞きたかった…。 

 

アンコール2回目は、メンバー全員缶ビール片手に再登場。

もう喋る喋る。

津田沼より向こうは東京」とか「千葉城は金持ちの家」とか「モノレール乗った?」とか千葉トークが繰り広げられ。あとは「地方では地ビールを飲んでたけど今回はキリンラガー(笑)」「昔ナカちゃんちで家飲みしてたときもキリンラガーだった」とか「MCが長いと元ドラムにブログで文句言われる」とか。年末の公演はこんなことしたいねとか。アキラさんが「気合い入れてたけどミスりまくって決めるとこ決めれなくてごめんね」みたいなこと言って笑ってたな。 「千葉の観光大使になりたい」とかよくわかんないことも言ってました。

 

会場の入り口に裸の銅像があって、有村さんが「まだ銅像見れてない」「あとでツーショット撮るわ」「俺も脱ぐわ」で会場悲鳴。

正くんがケンケンに追加のビール取りにいってもらってたり(笑)音響さんにリヴァーブかけてもらって、缶を開ける音を会場に響き渡らせる有村さんとか。自由。

 

千葉で結成したプラにとっては、今回の会場は思い入れのある場所みたいで。 

有村さんが昔バイトを首になって行くところがないから千葉県文化会館の駐車場で寝てたとか、正くんが少年時代に「BUCK-TICK先輩」のライブをこのホールで見たとか思い出話が聞けてお得感。

「この会場でできて嬉しい」「ありがとう」と何度も言っていたのが印象的だった。

 

で、話してるうちにケンケンがステージ左手をうろうろ。

「始める?え?インスタ??」メンバーをステージ中央に集めて写真を撮り出すケンケン。

彼がインスタに毎度載せてるライブ写真、明らかにライブ中なのにどのタイミングで撮ってるんだろうと思ってたらこうやって撮ってたんですね。構図に凝るケンケンにアキラさんがつっこんで写真撮影終わり。と思いきやスタッフさんを呼んで客席も入れてもう1枚。

このへんの記憶は時系列があやふやで、たぶんアンコールじゃないときに言ってたことも混ざってます。とにかくメンバーがずっと和気藹々としてて、微笑ましかった。

 

有村さんが拡声器を手に取って「千葉市若葉区、6時30分」。客席を煽ってたけど音が割れてて残念ながら聞き取れず。モノレールとか言ってた…?

曲が始まって重低音の洪水。拡声器のまま歌ってて、ノイズまじりのひび割れた声が異様に曲と合う。かっこよい。

 

ラストは「メランコリック」。

安定の盛り上がり。アウトロ、かき鳴らしてた楽器隊が落ち着いてきてそろそろ終わるかな?というというときに有村さんが「もう1回いくか」と呟いて、再びヒートアップ。終わってしまうのが名残惜しかった。

 

アキラさんと正くんがまずはけて、ケンケンに促された有村さんが一人残って締めのあいさつ。

なんかいいことを言っていたような気がするけど忘れてしまった。有村さんの「よ〜おっ」(マイクなし)に合わせて一本締めで終わり。

「千葉〜!」「最高だった〜!(ありがとうだったかも)」と叫んで舞台袖にひっこんでいきました。

 

ステージが暗転して、帰る準備をしようとしたらスクリーンに告知。2018年香港公演開催決定だそうで。

バックにはヤギ?羊?が草を食べてる平和な映像。しゃらしゃら〜という効果音とともに羊の頭上に虹がかかって、終演。

気が抜ける…(笑)

最後に一笑い盛り込んでくれる素敵なライブでした。

 

振り返ってみてまず思ったのは、セットリストめちゃくちゃよくない?ということ。

「雨ニ唄エバ」でプラの世界観を押し出しつつしっとりと始まって、キャッチーな曲多めで盛り上がりも確保、でもただ高ぶったまま終わるんじゃなくて「雨中遊泳」で余韻を残すという。クセの強い曲はほとんどなくて、プラ知らない人でも楽しめそうなセトリ。知ってる私たちなら尚楽しい。

新曲の「ユートピアベリーブルー」以外は全ての曲に「雨」という単語か、雨をイメージさせるフレーズが入ってて、その縛りでこんないい流れのセトリが組めるなんてすごい。

 

単純に好きな曲ばかりだったのも嬉しい。

ライブで有村さんが「シングル41枚ってすごくない?」って言っていたけど、それだけあればなんか趣味じゃないな〜って曲もやっぱりあるわけで。それが一切なかった個人的な奇跡。

 

前回念力発生ツアーに参加したときは終盤喉辛そうなところがあってハラハラしたけど、今回は少しもそんなことなくて、良い感じ。いつもCDで聞いてる歌声と、かっこいい演奏を生で、しかも大音量で聞けて最高でした…。4人合わさってのプラだなあと思った。

 

帰り道は、せっかくだから千葉モノレールに乗ってみた。

2両しかない車内は海月でいっぱい。吊り下げ式のモノレールって結構揺れるのね。窓から真下の道路が見えてなかなか面白い。

 

覚えていることを書き連ねたらとりとめのない長文に。

それはもうひたすらしあわせな時間でした。

DVD出ないかなー。また行きたいなー。

 

今回のセトリでプレイリストをつくったけど、記憶が上書きされるのが怖くて聞けない。でも聞きたい。そんなジレンマ。