赤ちゃん用穴あきボール(手縫い)の作り方
クッションを12個作って繋げるだけ。
簡単〜!!
5cm角のクッションで、直径14cmのボールになりました。
ソーイング初心者なので粗が多いと思いますが、同じように初心者の人の参考になればいいなということで作り方を載せます。
布はあらかじめ洗っておきます。
なぜなら赤ちゃんはあらゆるものをペロペロするから。たぶん。
<いるもの>
布…5cm×5cmより一回り大きい正方形が12枚取れればなんでも
糸…手縫い用のもの
綿…50gくらいあればいけそう
<作り方>
①布2枚を中表にして合わせる。
②5cm角の正方形を12個描く。
③返し口を残して、線のとおりに縫う。
しっかりさせたかったので半返し縫いにしました。
布が無地でさみしい感じだったので刺繍をしてみました。裏から見るとこわい。
④縫いしろを3mmくらい残してバラバラに切り離す。
⑤ひっくり返して綿をぎゅうぎゅうに詰め、返し口を縫って閉じる。
これでクッションが12個できました。我ながらかわいい。
クマはタグ付きです。なんでも赤ちゃんはタグが好きらしい。ペロペロするんだとか。
⑥画像のような形になるように角を縫い合わせ、そのあと同じ数字同士を縫い合わせてボール状にする。縫い目はきゅうきゅうに締めてください。
できました。
色合いが地味っ…!!
横に並べてるときはいい配色だと思ったのに。立体になると冴えない感じになったよ。
視覚的な効果で何かが変わるんでしょうね。知らんけど。
綿をこれでもかというくらい詰めたので、なかなか頑丈にできました。転がしても投げてもちゃんとボールの形を保っています。
もう入らん、というところからさらに綿を押し込みましょう。結構入ります。
真ん中は空洞なので、綿が少なかったりクッション同士の繋ぎ方がゆるいとちょっとした衝撃で内側に凹むと思います。ぎゅうぎゅうのきゅうきゅうがおすすめです。
私は布を先に縫い合わせてから切る派ですが、もちろん縫い代を取って布を裁ってから縫い合わせても大丈夫です。とっておきの布を使うときなんかは、そのほうがムダが出なくてよいかも。
ここからは蛇足。
音が鳴るようにしたかったので、中にチャイムを入れました。ユザワヤで特価98円。
今回ははじめからチャイムを入れるつもりで5cm角12個のボールにしましたが、3cmでも4cmでも6個でも8個でもいけるはずです。
あんまり小さいと縫いにくそうだけれども。
お手玉をつくる要領でチャイムを布にくるみます。衝撃に耐えるように全面に綿も入れました。
ボールの穴から中に入れて、真ん中にくるようにクッションの角に縫い止めれば完成〜。
さらに地味になっとるやんけ!
でもでもでも、転がすとカランコロン鳴るようになりました!!
音で誤魔化す。色じゃなくて音で赤ちゃんの気を惹く。くそぅ。
結論。
平面で見てかわいい色合いでも、立体になると華やかさが一段下がる。
もしこれから作ってみようかなという人がいたら、パッと目を惹く色の布を使うといいんじゃないかなと思います。終わり。
【追記】
生後3ヶ月の赤ちゃん、タグをつかんでぶんぶん振って転がしてます。
穴から手を突っ込んで掴んだり、腕にはめた状態でゆらゆらさせてたり。そこそこ楽しそう。
タグもっとたくさんつけてもよかったな。
Plastic Tree春ツアー「doorAdore」東京公演ライブレポ
2018年5月9日(水)
PlasticTree SpringTour2018「doorAdore」東京公演@中野サンプラザ
この日を指折り数えて待っていた…!
▼セットリスト▼
1.遠国
2.恋は灰色
3.サイレントノイズ
4.曲論
5.落花
6.いろつき
7.残映
8.エクジスタンシアリスム
9.ユートピアベリーブルー
10.念力
11.scenario
12.静かの海
13.ノクターン
14.雨中遊泳
15.サーチ アンド デストロイ
EN
1.春咲センチメンタル
EN2
1.マイム
2.メランコリック
3.Ghost
天気は曇り。風が冷たい。
Only Shallowではなく抑えめなSEでメンバーが登場。スクリーンにドアが映し出され、ゆっくりと開いて、開演。
1曲目の「遠国」からプラの世界観に引きずり込まれる。ギターもベースもドラムもシンプルなのに、洪水みたいに頭に響いてくらくらする。ギターソロがもうかっこよくてかっこよくてたまらんかったです。
2曲目はアルバムの流れのとおり「恋は灰色」。間奏ではステージの照明が落ちて、ベースソロ(というのかわかんないけどギターソロの前のところ)では正くんに、ギターソロではアキラさんにスポットライトがぱーんと当たる。スタイリッシュ…!かっこいい…!
そして息を吐く間もなく「サイレントノイズ」。当然かっこいい。
かっこいい以外の感想が出せないのは致し方ない。ほんとにかっこいいんだもの…!
有村さんが少し喋って、「曲論」へ。
意外とノれる一曲。正くんがパタパタ足でステップ踏んでてかわいくて目が離せなかった。おじさんなのになんでそんなにかわいいの…。
「落花」は個人的にはライブで聴くのは初めて。「なぁ誰かいつまでも〜」のところ、有村さんの声が掠れて、それでいてきれいで、危うくガチ恋しかけました。あそこの手拍子で生まれる会場の一体感がとっても好き。
その次は、どうなるのか気になってた「いろつき」。フェードアウトと見せかけて戻ってくるあのアウトロは再現するのかとか(笑)。しませんでしたね。
「残映」では有村さんの歌声が伸びる伸びる!完全に脂のってる感じ。最高…。ライブ最高だよ…!
正くんがMCをそつなく務め、いい感じにまとめたと思ったら。「ドアドッドア」そこで噛むんかい。
有村さんに「最終日なのに」と突っ込まれ「そこがほかのバンドと一味違うでしょ」とはぐらかす正くん。仲良しでかわいい…。
そういう有村さんも「エクジスタンシアリスム」かなり怪しかったけど(笑)。言える言えると豪語しすぎてフリみたいになってたしそうなるよね(笑)。
そんなおもしろかわゆおじさん達、演奏しはじめると一気にかっこよくなって魔法みたい。
「エクジスタンシアリスム」の余韻が冷めやらぬうちに「ユートピアベリーブルー」のイントロが流れ、テンションがだだ上がり。
「念力」では念力発生器(だったっけ?)使ってる人が結構いて、私も持ってくればよかったなと後悔。2階席だったので1階前方がよく見えたんですが、念力発生器の青い光がチラチラしてきれいだったなー。
拡声器を使っての「scenario」はとにかく轟音!正くんの「ここーはーどこー(シャウト)」が聞けて大満足。
次のMCは有村さん。
コールアンドレスポンスって難しいよね、うん。曲フリへの繋げ方があんまりにも強引で、MC中ずっと笑いが起きてました。
マイク片手に上着脱ぐのは至難の技なんだな。
「静かの海」が始まるとゆるーい雰囲気が一変、会場を支配するのは切ないムード。終わってから次の曲まで、少しというにはちょっと長い間があって。ステージも客席も何の音もなくて、しんとしていたのが妙に印象的だった。
そして束の間の静寂を破る「ノクターン」。アルバム発売からずっとライブで聴けるのを楽しみにしていた曲。優しいベースが胸に沁みる。
「雨中遊泳」では黒い傘が登場。曲終わりに傘をとじる音がホール内に響いて若干シュール。
本編ラストを飾る「サーチ アンド デストロイ」はドラムがとにかくかっこよかった。ケンケンまじ輝いてる…。
アンコールは春咲センチメンタル。
照明と演出でいい曲感増し増し。桜がじゃんじゃん降ってて、キラキラで。
あーこんなにいい曲だったんだって再確認するライブあるある。
ダブルアンコールはケンケンがひとりひょこひょこと現れ、なんかフリーダムにMC。「老体に鞭を打たせないで」わろた。
やがて正くんがビール片手に登場。
舞台袖にいたのに全然気づいてもらえないアキラさんもしびれを切らして登場。やっぱりビール持参。
3人でわちゃわちゃ会話中、有村さんがやっと登場。その手にぶら下げてるカゴはなに…?お酒ですか。そうですか。
「デパ地下のおばさん」とアキラさんに評されてたけど、カゴから出したビールとおつまみをせっせと配る姿はまじおばちゃん。渡されたおせんべいをケンケンにあげにいく正くん、「アルコールを控えろっ」と吠えたそばからビールに口をつけるアキラさん、しれっと責任転嫁する有村さん等々見どころしかなかった。
ケンケンのMCに厳しい有村さんはもはやライブの名物。でも今日はちょっと優しかった気がする(笑)
マイムのあと、有村さんからスペシャルゲストのお知らせ。
「清春様です」?!?!
困惑と歓喜の歓声が響く中、ほんとに出てきたよ清春さん。びっくり。歌ってるところ以外をお見かけするのは初めてで話し声が低くてもう一度びっくり。
清春さん出てきてからの有村さん、デレデレそわそわ挙動不審で、ハグされて崩れ落ちたり、もう恋する乙女じゃん…。
メランコリックを清春さんと披露。
歌詞飛ばしまくってるのに一切動じず歌い上げる、ほとばしる貫禄と気品。すごいな清春様。そして歌めちゃうまいな。
アウトロが終わるのを待たずステージを去っていかれたのですが、それがまた優雅なの。
得した気分…。次があればその時はもっと大きい文字のカンペを用意して差し上げてください。
清春さんとふたりで歌ってるのを聴けて、有村さんも楽しそうですごく良かったんですけど、ここでヨカッタネー豪華ダッタネーで終わらないのがプラです。
キレッキレのゴリッゴリのGhostで終幕。
かっこいいよおおおおおお!!!
やっぱり最後は4人で締めてくれないと!!!
光と爆音が渦巻く情景が、今でも頭の中でくりかえし再生されます。あーよかったなーほんと。
ケンケンが客席にスティックを投げ、有村さんが負けじと(?)ステージに残ってた桜吹雪をぱぁっと撒き、
ふたりでステージ真ん中に移動して、ケンケンがファンサービス満点な一言をくれたんですけど。舞い散る(有村さんが舞い散らせてる)桜の中ですしざんまいのポーズで言うの面白すぎるからやめて(笑)
全部が終わって、はけていく有村さんが残した言葉は「またすぐに」。
そんなん言われたらまたすぐライブ行っちゃうよね。パシフィコのチケットとらなきゃ…(使命感)。
ブックカバーがんがん使ってファンアピールしてゆきたい。誰かしらに。
「リメンバー・ミー」という暴力的映画
ネタバレあり。
ピクサーとディズニーが苦手だ。
嫌いなわけじゃなくて、なんだか観るのに気力がいる。健気で明るくて幸せでキラキラで、キラキラしてない私にとっては眩しすぎる。それさえも「それがあなたよ!暗くても薄汚くてもそれでいいの!」と受け入れようとしてくれそうで「ほっといてくれ…」と引いてしまう。妄想でしかないけど。
そして年に数回、気分がとても良くてるんるんしているときに借りてきて、「めっちゃいい話や…」と目を潤ませるまでがセットになっている。
リメンバー・ミーも当然のようにスルーするつもりだった。ポスターだけでお腹いっぱい。
いかにも一癖あるけど根はいいやつなボロ着のガイコツ、夢追ってます!と顔に書いてあるようなギターを背負った純真そうな少年、あほっぽい犬、これでもかといわんばかりの細部までつくりこまれた背景。
冒頭の「リィィメンバァミィ〜〜\リーメンバーミー!/」という一曲もバイト先(映画館)で散々聞かされて食傷気味だったし。
それなのに、バイト帰りにポスターを観て、なぜかふと「今日観るか」と思って、気付いたらチケットを手にしていた。字幕版のほう。
あれだけ文句つけてたくせに、目を真っ赤にして鼻をぐすぐす言わせながら劇場を出た。
ピクサーしゅごい…。
同時上映のオラフの短編から泣きそうになった。アナ雪見たことないのに。
アナええ子や…エルサもええ子や…オラフ良かったね〜〜〜と胸が幸せで満たされてしまった。
この短編もバイト中に音漏れを散々聞いて、明るい歌声に「アナ雪まじうぜー」と思っていたんだけど。ほんとすみませんでした。
ただちょっと町の人たちがね。クリスマスは家族でそれぞれの家の伝統をするのが至高という価値観のようだったけど、オラフ捜しに駆り出されるわ、そのまま雪上パーティに参加させられるわ、しかも恒例行事になりそうな感じだったし、各家庭の伝統が消滅してしまうのでは…。
アナとエルサの無意識の王家パワーに逆らえず、内心帰りたいのを隠して笑顔で付き合う平民という嫌な想像をしてしまった。そんなことないんだろうけど。きっとみんな善人で、心からオラフを心配したりパーティを楽しんだりしてるんだろう。そうだといいな。
そして本編が始まり。
死者の日というメキシコの伝統行事が舞台。日本でいうお盆的なものだけど、お盆とは違ってとにかくカラフル。祭壇に故人の写真と好きだったものを並べ、マリーゴールドで華やかに飾りつけて、家族で思い出を語り合う日。
ポスターのオレンジ色の橋もこのマリーゴールドの花びらでできているようです。
死者たちは写真とマリーゴールドの道筋を頼りに家族のもとへ帰り、一年に一度の再開を果たす。生きている人たちからは見えないけれど、死者たちは家族の成長を喜び、語り合う家族を笑顔で見守る。
本当だったらいいなと思う反面、実際見えちゃったらびびりそう。生前のように着飾ってるとはいえガイコツだし。
死者の世界に迷い込んでしまったミゲルも、辺りが急に骸骨だらけになって悲鳴をあげる。死者側もそれにびっくりして悲鳴をあげてるのがかわいい。
亡くなった家族たちに連れられて死者の国に行くことになったミゲル。この死者の国もカラフルで綺麗だった。
「メキシコ 街」で検索すると出てくるグアナフォトという街の夜景が、色合いとしてそっくり。これを何層にも積み上げた感じで、全景はごちゃごちゃしつつ街並みは整然としていて素敵。
入出国ゲートや税関があるのが夢があるよね。現世から持ち帰ったお供物なんかは税関でチェック、なんとまだ生きてる子孫まで問題なく通れる(笑)危険物じゃなければいいのかしら…。
きちんと整備されていて、なんなら生前より楽しそうな死者の国ですが、実はシビアな世界で。
現世で写真が飾られていないと、死者の国から出られない。何より恐ろしいのは、生前の自分を覚えていてくれる人がいなくなったら、死者の世界からも消えてしまうこと。消えてしまったあとは、天国に行くのか生まれ変わるのか、それとも無になるのか、何もわからない。
たくさんの人に覚えられてるほどいい暮らしができるようで、写真を飾ってもらえない、いつ忘れられてもおかしくない死者たちは、スラムのようなところで擬似家族をつくって暮らしている。
ちゃらんぽらんで自己中かと思われたヘクター、名前がわからないけど気難しそうな音楽好きのおじさん、身寄りがない人々がお互いを思い遣って生きている(死んでいる?)のが切ない。ヘクターまじいいやつ。
私は眠れない夜に「私のお葬式にはいったい誰が参列してくれるんだろうか」と枕を濡らしたりしているような人間なので、フィクションとはいえ他人事とは思えず…。付き合いも悪いので、スラムでもぼっちになって、好きな歌を歌ってくれる人もなくひとりで第二の死を迎えることになるのではとある意味泣きそうだった。
この後ウン・ポコ・ロコでひと盛り上がり、なんか小学生が喜びそうな語感だなという浅い感想を抱く。この先時系列無視して感想を並べます。ストーリーに沿って書くの疲れた。
ひいひいおばあちゃん(名前忘れた)が音楽を憎んでいないと歌い出すシーンは哀しいものがあった。愛する人に裏切られて、シングルマザーとして娘を守るために、いろいろ捨てないといけなかったんだなと。時代背景は詳しくわからないけど大変だったのは明らかで、ヘクターへの憎しみも倍増、音楽禁止も強固なものになっていったんだろう。
現世に戻ったミゲルがギターを手にしたとき、食ってかかるおばあちゃんをミゲルの父は止めた。ほかの家族も阻止しようとしなかった。
おばあちゃんも、歌を口ずさみヘクターのことを話すココの姿を見て笑って涙を流す。すっかり呆けてぼーっとしてるだけだったお母さんがにこにこ話し出したらそりゃ泣く。
ココは音楽も父も好きなままで、でも母のために音楽禁止を守っていたんだろう。ココの娘であるおばあちゃんが頑なに音楽を拒むのも、ココを傷つけないように、家族がバラバラにならないようにというひいひいおばあちゃんの願いを知っていたから。そんなおばあちゃんのためにほかの家族も家訓を守ってる。
反発していたミゲルも「音楽より家族が大事だ」と、甘んじて音楽禁止を受けようとするまでになった。家訓がなくなっても、あの一家は変わらずにお互いを想いながら生きていけるんだろうな。
アレブリヘになったダンテかわいい。空飛ぶトラみたいなの(名前忘れた)の生前が猫ちゃんなのもかわいい。
ピクサーとかディズニーにでてくる動物ほんとにかわいい。好き。
邦題にもなってる主題歌(?)リメンバー・ミー。劇中で3回流れるんだけど、シーンによって趣がまるっと変わるのがすごい。
1回目はデラクルスが朗々と歌い上げる。大スターの俺を見ろ!忘れるんじゃないぞ!と自信たっぷりにアピールする。
2回目はヘクターの回想。「忘れないで、いつもお前を想っているよ」と幼いココに歌って聞かせる。
3回目はミゲルがココに歌う。話しかけても反応すらしなくなったココに、ヘクターを思い出させて伝言を伝えるために。
3回目は泣かない人いるのかというくらいの泣きどころで、ピクサーの「おら泣け!泣けよ!」という暴力的なまでの圧を感じるのだけど、それでも泣いちゃうのがすごい。その圧が不快じゃないのもすごい。
泣かせようとするあざとさに涙が引っ込むタチなんだけど、それを一蹴するピクサーまじやばい。
泣きどころといえば、一年後の死者の日に赤ちゃんに先祖のことを教えてあげるミゲル、ヘクターとイメルダ(ここにきて名前を思い出した)に声をかけるココ、マリーゴールドの橋の上でほかの家族も待っててみんなで手を繋ぐところもとても良かった。家族っていいなー。
劇中で描写されるココは終盤以外、時折「パパ…」と呟くだけの呆けたおばあちゃんか、回想中のこどものころの姿だけ。どちらも中身は幼い女の子で見ていていじらしい気持ちになる。だから、ヘクターに会いたいというココの想いも、ココに会いたいというヘクターの想いもより一層胸にくる。
ものすごく会いたい人に会えない経験はしたことないのに、完全にそんな気分になってしまった。
展開は王道というか、デラクルスが悪いやつなのもヘクターが本当のひいひいおじいちゃんなのも音楽禁止が解かれるのも、「そうでしょうね」という感じなんだけど。なぜこんなに感情が揺さぶられるのか。これがピクサーパワーか。
映像はもちろん画面の端までめちゃめちゃ綺麗だし、音楽が肝なので大音量で聞くべき。ぜひ劇場で見てほしいなと思いました(小並感)。
テーマは今生きている人も先祖もひっくるめた家族愛。
家族との結びつきが不完全な私でも泣いたので、家族仲良しな人は号泣必至なんじゃなかろうか。大人ほど心を動かされると思う。
エンドロール後にまたじわっと泣かせるのがずるいよピクサー。
映画を観て目が潤むことはままあれど、涙が出るのはほんとにひさしぶりで、妙にすっきりした気持ちで帰途についた。
バスに乗ってから、自転車で来たことを思い出した。泣いた。
Plastic Tree×タワレココラボポスター(`・ω・´)
やった〜〜〜!!
タワレコにあるポスターの写真を撮ってツイートすると、同じデザインのポスターが抽選で当たるという企画。
当たった。新宿まで行った甲斐があったというものです。
サイン入り。感涙〜!!!!!
サイズがね、大きいんですよね。B1サイズ。
賃貸だから壁には掛けられないし、床に置くのはためらわれたのでダイニングテーブルに設置。
夫の視線が痛い。
アキラさんの顔横に映り込むお風呂のスイッチ…。
手前にある花は偶々いただいておとついから飾ってあるもので、オレンジ色メインの花束。ビタミンカラーとプラ、合わなくてわろた。
PET素材は反射とゆがみが激しい。
次引っ越すときにアクリルかガラスの額に買い換えよう(`・ω・´)
家宝にします。まじです。ありがとうございます。
圧倒的存在感。
「doorAdore」雑な感想
Plastic Tree 14thアルバム「doorAdore」
フラゲ日〜〜!!
とりあえずの感想忘備録。
1.遠国
異国情緒にあふれてる。
物足りない〜!もう1回くらいサビ聞きたい!
延々とリピートしてしまいそう。掠れた声が最高。
2.恋は灰色
ギターソロかっこよい!
絶対ライブ映えするやつ。
「知らない」の聞き取れなさ。
3.エクジスタンシアリスム
歌詞カードくるくる。
4.雨中遊泳
シングルのときよりぼわ〜んとしてる気がする。
イントロでは雨も降ってて雨中感増し増し。
やっぱり良い曲だなあ。
5.サイレントノイズ
シングルのほうがパキッと感があるかな?
「る…る…」がなくなってるー!好きだったのに!これはこれでかっこいいけど!
6.サーチ アンド デストロイ
この攻撃的なタイトルでこんな曲調だと誰が想像できただろうか。笑
諦念と喪失感が苦しい。
7.残映
王道な感じ。
罅←ひび…?
8.いろつき
唯一の明るめポップ。
作詞作曲が珍しい組み合わせだ〜!
ケンケン作だけどそこはかとなく有村さん感がただよう歌詞。
9.念力
より攻めてる感じに。
歌詞カードが難易度高い。
10.scenario
イントロがメタルっぽい。
飛べ、飛べ、飛べぇ〜コーラスかわいい。
11.ノクターン
めっちゃプラ。ちょっと昔っぽいプラ。10年前くらいの。
いいなあ。
12.静かの海
ノクターンからの流れ最高かよ。
カップリング曲とは思えない馴染みっぷり。
穏やかな終焉。
遠国いいな、恋は灰色もいいな、サーチアンドデストロイもノクターンも、、、
一番は決められないアルバム。
余韻だけが残る。
たくさん聞いてライブに備えよう。
そのうちちゃんとした感想書きたい。
有村竜太朗めまい起こしすぎ説
以前から思っていたこと、Plastic Treeの歌詞には「めまい」という単語がよく出てくる。
お皿を洗いながらBGMとしてプラを流してることが多いんですが、たまたま「剥製」の次に「静脈」がかかって「あれ、めまいの渦ってさっきも聞いたぞ?!」みたいな。
一度気になりだすと、余計に気になってしまうんですよね。
最新曲「雨中遊泳」もはじめて聞いたときちょっと笑ってしまった。2番のサビしょっぱなから「めまい〜〜」だもん(笑)
そんなふうに頻出する「めまい」ですが、誰が作詞してる曲に多いんだろうと疑問に思いました。
イメージでいけば断然有村さん。正くんとケンケンは使うこともありそうだけど、アキラさんが歌詞に組み込んでるところは想像できない…。
めまいに悩まされているのは誰なのか、そして何曲あるのか、
暇にあかして調べました。
〈対象楽曲〉
「Strange fruits-奇妙な果実-」〜「雨中遊泳」までのオリジナル楽曲。
カバー、アレンジ違い(Rebuildやアルバム版、instrumental版)を除いた215曲(たぶん)。
インディーズシングル「リラの樹」は残念ながら情報が見つけられなかったので入っていません。
歌詞をチェックするにあたって、複数のCDに収録されてる曲があるとこれ見たっけ?まだだっけ?と混乱しそうだったので、Excelで全曲一覧をつくって重複曲を抜く作業をしました。途中で疲れて省いたりしたので曲数は間違っている可能性がけっこうあります。3時間文字と液晶とにらめっこ、もう目がちかちかくらくらして、まさにめまいのような…。
〈めまい一覧〉
・rusty「目眩のような君の言葉が好き」
(1995.12.11)作詞:有村竜太朗
・エンゼルフィッシュ「ずっと眩暈のように夢を見ておかしくなった」
(1998.8.25)作詞:有村竜太朗
・睡眠薬「眩暈がして見えないけど君を連れてく」
(2000.8.23)作詞:有村竜太朗
・bloom「目覚めたらめまいの底」
(2000.8.23)作詞:長谷川正
・液体「もう少し 眩暈がするような 君の言葉もっと ねぇ聞かせて」
(2001.2.7)作詞:有村竜太朗
(2008.9.24)作詞:有村竜太朗
・サナトリウム「眩暈で夢の花開けば、」
(2009.10.28)作詞:有村竜太朗
・spooky「ねぇ、眩暈でいくつもきらきら」
(2011.4.6)作詞:長谷川正
・静脈「目眩の渦で 瞳孔反射」
(2012.2.29)作詞:有村竜太朗
・瞳孔「ぐるぐると目眩は螺旋」
(2013.9.4)作詞:有村竜太朗
・影絵「眩暈に手を離しちゃえば 透けてしまう幻」
(2014.3.5)作詞:有村竜太朗
・剥製「進めば目眩の渦のなか」
(2015.12.23)作詞:有村竜太朗
・静かの海「目眩渦まく嵐 過ぎて 結論めいた答えが出たら」
(2016.8.17)作詞:有村竜太朗
・念力「ぐらぐら 目眩のような おかしな夢を覗けば」
(2017.1.25)作詞:有村竜太朗
・雨中遊泳「目眩の渦の中 連れてかれて 傘もなくなった」
(2017.6.21)作詞:有村竜太朗
計15曲
(有村竜太朗:13曲、長谷川正:2曲)
全部で215曲(たぶん)あるので、およそ7%という結果に。
あれ、思ったより少ない…。
もっと、5曲に1回くらいあるのかと勝手に想像していました。ごめんなさい。
そしてやっぱりというかなんというか、ほとんどが有村さん作詞。
そうでしょうね!!!!という感じ。
日常でめまい起こしてそうだし。なんとなく血圧低そう。違うか。
「目眩」と「眩暈」の使い分けが興味深いです。
この世界観ならこっち!というのがあるのかな。それとも直感とデザインとしての美しさとか。
2011年以降、年1以上のペースでめまいが起きてるので、今年3月に出るアルバムにもめまいを期待できそうです。楽しみ。
ここからはどうでもいい個人的な嗜好の話。
ご存知のとおり、プラの歌詞(特に有村さん作詞のもの)っていろんな曲に同じ単語、同じフレーズが散りばめられていますよね。
「めまい」のほかにも「運命線」「こころ(こゝろ)」「雨」「青」なんかも頻出してる気がします。初期曲はよく「喘いで」いた(笑)。あと「きらきら」「ふらふら」みたいなオノマトペも。
歌詞の使い回しと言う人もたまにいるけど、そこがかえって好き。
保守的な人間なので、聞いたことのあるフレーズがあると安心します(笑)
曲調は時期によって全然ちがうし、歌詞も全体をみれば初期とはちがったテイストにはなっていても、どの時期の曲も好きだしずっとファンでいられるのは、”プラらしさ”が変わらず根底にあるからなんじゃないかなと思います。そのプラらしさのひとつがこの耳慣れたフレーズたちなのかも。もちろんそれだけじゃなくてほかにも〜…と書いてたらどんどん脱線していった上にすごく長くなっちゃったので消去。
あーでも、アレンジでプラ要素が入ってるとはいえ、メンバーが作詞作曲してないカバー曲でも普通に気に入ってるものがあるので、結局4人(あと過去のドラマーも)で演奏してくれてればなんでもいいのかもしれない。
無茶せず健やかに活動し続けてほしいと願うのみです。ムックトリビュートの流星最高でした。
最後に、このエントリーはプラをばかにする意図は微塵もなく、気になったことを調べた結果を共有したくて書いたものだと強調しておきます。
訂正やほかにもあるよ!ということがありましたら教えていただけると嬉しいです。
おわり
Plastic Tree秋ツアー「雨を観たかい」千葉公演ライブレポ
2017年10月9日(祝)
PlasticTreeメジャーデビュー二十周年"樹念"AutumnTour 2017「雨を観たかい」千葉公演
めちゃくちゃよかった…。
覚えているかぎりの感想を。
▼セットリスト▼
1.雨ニ唄エバ
2.くちづけ
3.ザザ降り、ザザ鳴り。
4.twice
5.テトリス
6.梟
7.水色ガールフレンド
8.蒼い鳥
9.ユートピアベリーブルー
10.マイム
11.影絵
12.アリア
13.プラットホーム
14.アイラヴュー・ソー
15.涙腺回路
16.雨中遊泳
EN
1.ムーンライトーーーー。
2.37°C
EN2
2.メランコリック
会場が暗転して、いつもどおりOnly Shallowではじまり。
なんとステージに雨!バックスクリーンにじゃなくて、明らかに空中に降ってたのでびっくり。ステージ前方に下ろした透明なスクリーンに映してるんですね。
降りしきる雨の中、暗いままのステージから響きだす「雨ニ唄エバ」。
雨の向こうに有村さんが差す赤い傘がぼんやり見えて幻想的だった。
「雨を観たかい」とツアータイトルが浮かび(本当にメンバーの頭上に浮かんでるように見えた)、ステージが明るくなって2曲目。
ここでもスクリーンに終始映像が流れて、メンバーがあまり見えない(笑)2階席で斜め上からだったので、そのせいで見えづらかったのかな。途中でスクリーンが上がっていったときは正直ホッとしました。
それから「ザザ降り、ザザ鳴り。」〜「蒼い鳥」まで、何度かMCが入り(覚えてない)。「twice」の前に有村さんが「僕と正くんで最初につくった」的なことを言っていたような。
前半は正くんがやたら前に出てきたり、スキップしてたり、ちょこちょこ動き回っててかわいかった。
そして後半戦。
ケンケン「裏でノれる〜?」
ノリ方をレクチャーしてくれてる途中で有村さんに割り込まれ、結論自由に楽しんで!ということに(笑)
「ユートピアベリーブルー」からの「マイム」という激アツな流れ。フロントの3人もステージを動き回る。
「マイム」2番で、有村さんにマイクを押し付けられ、「もう秘密〜」から歌いだすアキラさん。心もとない歌声に爆笑。1フレーズがんばったところで、有村さんが走ってセンターに戻り交代。会場めちゃくちゃ盛り上がってました。
「アリア」ではベースがずしんと体の芯に響いて。この感覚はライブならではだよなーと。
「プラットホーム」は地下鉄の歌詞だけど、気持ち的には千葉モノレールのこともちょこっと込めてると有村さん談。
本編最後は「雨中遊泳」。
再び透明スクリーンが下りてきて、映し出された立方体の中にすっぽり囲まれるメンバー。磨りガラスみたいな感じに見えたけど、公式ツイッター(@Pla_Staff)に載っている画像を見ると水滴のついたガラスなんですね。
これがもうめっちゃくちゃよかった。演出も演奏も。降り続いた雨から解放されていく、という感じ。有村さんが黒い傘を下ろして(いつのまに差していたんだろう)うっすら晴れ間がのぞいて、本編終了。
そのあと結構長いこと焦らされてアンコール1回目。
曲目が会場ごとに違っていたらしい。今回は「ムーンライトーーーー。」「37℃」でした。
「ムーンライトーーーー。」も良かったんだけど、欲をいえば「六月の雨」か「ガーベラ」が聞きたかった…。
アンコール2回目は、メンバー全員缶ビール片手に再登場。
もう喋る喋る。
「津田沼より向こうは東京」とか「千葉城は金持ちの家」とか「モノレール乗った?」とか千葉トークが繰り広げられ。あとは「地方では地ビールを飲んでたけど今回はキリンラガー(笑)」「昔ナカちゃんちで家飲みしてたときもキリンラガーだった」とか「MCが長いと元ドラムにブログで文句言われる」とか。年末の公演はこんなことしたいねとか。アキラさんが「気合い入れてたけどミスりまくって決めるとこ決めれなくてごめんね」みたいなこと言って笑ってたな。 「千葉の観光大使になりたい」とかよくわかんないことも言ってました。
会場の入り口に裸の銅像があって、有村さんが「まだ銅像見れてない」「あとでツーショット撮るわ」「俺も脱ぐわ」で会場悲鳴。
正くんがケンケンに追加のビール取りにいってもらってたり(笑)音響さんにリヴァーブかけてもらって、缶を開ける音を会場に響き渡らせる有村さんとか。自由。
千葉で結成したプラにとっては、今回の会場は思い入れのある場所みたいで。
有村さんが昔バイトを首になって行くところがないから千葉県文化会館の駐車場で寝てたとか、正くんが少年時代に「BUCK-TICK先輩」のライブをこのホールで見たとか思い出話が聞けてお得感。
「この会場でできて嬉しい」「ありがとう」と何度も言っていたのが印象的だった。
で、話してるうちにケンケンがステージ左手をうろうろ。
「始める?え?インスタ??」メンバーをステージ中央に集めて写真を撮り出すケンケン。
彼がインスタに毎度載せてるライブ写真、明らかにライブ中なのにどのタイミングで撮ってるんだろうと思ってたらこうやって撮ってたんですね。構図に凝るケンケンにアキラさんがつっこんで写真撮影終わり。と思いきやスタッフさんを呼んで客席も入れてもう1枚。
このへんの記憶は時系列があやふやで、たぶんアンコールじゃないときに言ってたことも混ざってます。とにかくメンバーがずっと和気藹々としてて、微笑ましかった。
有村さんが拡声器を手に取って「千葉市、若葉区、6時30分」。客席を煽ってたけど音が割れてて残念ながら聞き取れず。モノレールとか言ってた…?
曲が始まって重低音の洪水。拡声器のまま歌ってて、ノイズまじりのひび割れた声が異様に曲と合う。かっこよい。
ラストは「メランコリック」。
安定の盛り上がり。アウトロ、かき鳴らしてた楽器隊が落ち着いてきてそろそろ終わるかな?というというときに有村さんが「もう1回いくか」と呟いて、再びヒートアップ。終わってしまうのが名残惜しかった。
アキラさんと正くんがまずはけて、ケンケンに促された有村さんが一人残って締めのあいさつ。
なんかいいことを言っていたような気がするけど忘れてしまった。有村さんの「よ〜おっ」(マイクなし)に合わせて一本締めで終わり。
「千葉〜!」「最高だった〜!(ありがとうだったかも)」と叫んで舞台袖にひっこんでいきました。
ステージが暗転して、帰る準備をしようとしたらスクリーンに告知。2018年香港公演開催決定だそうで。
バックにはヤギ?羊?が草を食べてる平和な映像。しゃらしゃら〜という効果音とともに羊の頭上に虹がかかって、終演。
気が抜ける…(笑)
最後に一笑い盛り込んでくれる素敵なライブでした。
振り返ってみてまず思ったのは、セットリストめちゃくちゃよくない?ということ。
「雨ニ唄エバ」でプラの世界観を押し出しつつしっとりと始まって、キャッチーな曲多めで盛り上がりも確保、でもただ高ぶったまま終わるんじゃなくて「雨中遊泳」で余韻を残すという。クセの強い曲はほとんどなくて、プラ知らない人でも楽しめそうなセトリ。知ってる私たちなら尚楽しい。
新曲の「ユートピアベリーブルー」以外は全ての曲に「雨」という単語か、雨をイメージさせるフレーズが入ってて、その縛りでこんないい流れのセトリが組めるなんてすごい。
単純に好きな曲ばかりだったのも嬉しい。
ライブで有村さんが「シングル41枚ってすごくない?」って言っていたけど、それだけあればなんか趣味じゃないな〜って曲もやっぱりあるわけで。それが一切なかった個人的な奇跡。
前回念力発生ツアーに参加したときは終盤喉辛そうなところがあってハラハラしたけど、今回は少しもそんなことなくて、良い感じ。いつもCDで聞いてる歌声と、かっこいい演奏を生で、しかも大音量で聞けて最高でした…。4人合わさってのプラだなあと思った。
帰り道は、せっかくだから千葉モノレールに乗ってみた。
2両しかない車内は海月でいっぱい。吊り下げ式のモノレールって結構揺れるのね。窓から真下の道路が見えてなかなか面白い。
覚えていることを書き連ねたらとりとめのない長文に。
それはもうひたすらしあわせな時間でした。
DVD出ないかなー。また行きたいなー。
今回のセトリでプレイリストをつくったけど、記憶が上書きされるのが怖くて聞けない。でも聞きたい。そんなジレンマ。